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失われた仔ども達 編 
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52巻 投稿者は全然関係ないのだが、なぜか似通った内容の体験と投稿映像が寄せられたことでスタッフが興味を持ったというもの。

その投稿内容の内、一つは、誕生日を祝う様子映した映像
(以下、梅木映像)。そしてもう一つは結婚式を映した映像(以下外村映像)。

共通点は、何者かに腕を引っ張られたこと・赤ん坊の泣き声が聞こえるという部分。また梅木映像を外村さんに見せたところ、自身が聞いた赤ん坊の泣き声にそっくりであったという。

そして外村さんの友人、桑原氏の話では、かつて同級生で妊娠したあげく失恋し自殺した人がいたことや
聞くと必ず幽霊が現れる怪談があったという話などが聞ける。

この怪談はある山間部の因習に基づいた怪談らしく、桑原さんも自殺した女性も外村さん夫婦もみんな知っていたという。

→後半へ

外村さん達が知っていた幽霊が出るという怪談に興味を持ち、話の出所を調べるスタッフ。

さかのぼるうち、あるコインランドリーで知り合った女性から教えてもらったという男性に行き着く。その男性から話を伺い、女性の特徴を似顔絵にする。この似顔絵をもとにコインランドリー周辺で聞き込み調査をするのだが、似顔絵があまりにも酷くて頓挫してしまう。

コインランドリーからの取材続行が難しいと判断したスタッフは、もう一度梅木さんに話を伺えないか、コンタクトをとることにした。

梅木さんは彼女に了承を得ず映像を投稿したため、彼女の怒りを買い映像掲載を取りやめしてもらうことになったらしい。
また、この梅木さんに怪談について心当たりがないかきいたところ、この怪談の内容が梅木さんの彼女の故郷に伝わる話と酷似しているという。

また、この梅木さんの彼女の特徴がコインランドリーで話しかけてきた女性と似ているという。
はたして、梅木さんの彼女が怖い話を広めた本人なのであろうか。


⇒次回へ続く

前半部映像は外村映像。
結婚式でケーキ入刀時、背後から不気味な女性が姿を現すというもの。

落ち武者にも見える。お色直しで体験したという腕を引っ張られたり赤子の声が聞こえたりした部分は全く映像に収録されていないのが残念。


梅木さんの許可を得(彼女の許可は得ていない)、
梅木映像を掲載。

梅木さんがケーキのろうそくを吹き消そうとする際、何かに反応しカメラを横に向ける、そこの鏡に映るはずの彼女の姿が、黒い女性の姿になっている。また、複数の赤子の泣き声が入っているというもの。

とても赤子の声に聞こえません。なんかガーガー言っている大声が入っていて、たいそう怖い。
音のインパクトに比べ映像の黒い女性の姿は控えめである。

 

53巻 梅木さんの彼女 「安部さん」 に取材ができないか梅木さんに話をするが、梅木さんは出会い系サイトで出会ったとかで全然安部さんの情報を知らないという。東京近郊で介護施設で働いていたという唯一の情報をもとに取材をする。

入念な調査の結果、安部さんによく似た名前の女性介護士を探し当てる。すでにその女性は仕事をやめているのだが、安部さんが偽名を使っている可能性もあるとみて、そのよく似た女性の近辺調査をする。

その
安部さん似の女性の知り合いの話では、安部さん似の女性は否定しているが妊娠しているようであったという。そしてその後、その女性は入院したのだが退院すると元の体型に戻っていたらしい。
その知り合いは、
安部さん似の女性が映っている動画を持っており確認したところやはりその女性が安部さんで間違いなかった
。しかし、その知り合いの女性は、安部さんから例の怖い話は聞いていないという。

⇒後編へ
安部さんの自宅へ訪れるスタッフ。
だが、もう既に引っ越しをしていた。しかたなく隣室の方に取材をしたところ、安部さんについて新たな情報は得られなかった。

ただ、安部さんがもし妊娠していたとして、人知れず出産をしていたとする場合、パート52の外村さんの同級生で妊娠し自殺した女性と奇妙な符合を感じるスタッフ。そんな中、以前送付した安部さん宛てのメールから返信のメールが届く。

待ち合わせを申し込むような内容であったたが、今回の取材、妊娠という部分にキーポイントがあると見たスタッフは、
”女性が関わるのは危険”と判断し、男性のみで待ち合わせ場所へ行くことを決める。

安部さんが女性ということでいらぬ警戒を与えぬよう井ノ上演出補一人で待ち合わせ場所へ赴き、残りは車で待機する配慮をみせるスタッフ。

待ち合わせ時間から30分過ぎたあたりで安部さん登場。
安部さんは何かを井ノ上演出補に渡し、立ち去ろうとする。逃げる安部さんを男3人で執拗に追いかけるスタッフ。質問攻めを安部さんに浴びせるが結局逃げられてしまう。

⇒次回へ続く

安部さんの知り合いの女性が持っていた映像に不可解な部分があったらしい。

映像はカラオケで仲間たちと興じている安部さんが映っているというもの。途中で画面がフリーズするのだが、なぜか安部さんの顔だけ動き不気味に笑っている。

フリーズし不気味に笑う。ただそれだけなのに何か怖い。不気味さは抜群の映像である。


安部さんが井ノ上演出補に渡した物はDVDで、中身は数枚の心霊写真と生まれたての赤ん坊が一瞬映る謎動画。

心霊写真は全て安部さんと恋人と思われる男性の2ショット写真ばかり。しかも恋人の男性も誰か分からないし、赤ん坊が映る動画は一切心霊部分なし。

おそらく後半で全ての謎が解けるのだろうということで、コメントはここでは控えます。しかし、心霊部分が写真のみなのは残念である。

 
 
54巻
ある日、スタッフの元に草間と名乗る人物から手紙と2本の動画が届く。この草間さんはコインランドリーで出会った女性から例の怖い話を聞いたと語っていた人物である。

手紙によると、彼はスタッフに嘘をついていたことが分かる。彼はコインランドリーで出会った女性から
怖い話を聞いたのではなく、大学時代の友人 「景山さん」 から話を聞いていたのである。同封のビデオの内、一本には例の怖い話を聞いている様子を収めていたものであった。

また、その動画には53巻で
安部さんから受け取った写真に写っている”安部さんの恋人”と思われる男性も映っていて例の怖い話を草間さんとともに聞いていたのである。

つまり
草間さんと景山さん安部さんの恋人(奥本さん)は友人関係にあり、例の怖い話をその時聞いていたことが分かる。

スタッフの調査で奥本さんはすでに自殺していたことが分かる。

また、草間さんは臨月の妻に暴力をふるい流産させ、草間さんは暴力行為により逮捕されていたことが分かる。

安部さんは、奥本さんから例の怖い話を聞いていたのであろう。
噂の出所は安部さんでなく、景山さんだったのである。

→後半へ続く

噂の主である景山さんの所在を突き止めたスタッフは、景山さんと直接対峙することを決める。

元演出補菊池も加わり、用意万端で突撃取材を敢行するが、景山さんは、どんな証拠を突きつけられても「知らない」を連呼、結局何も情報が得られないまま、後にすることになる。

草間さんが送ってきたもう一本のビデオは、
景山さんの小学校時代の担任教師と対談した様子を隠し撮りしたものであった。

担任教師の話:
 景山さんが生まれる5年前、兄にあたる人が奇形児で生まれ、生後すぐに死んでしまったという。
これにより景山さんの母親は気がおかしくなtったという。
景山さんを妊娠後も奇形児であると信じ込んでいた母親は、何度も堕胎しようとし、終いには出産後も景山さんを殺そうとした。それ故に景山さんが物心つく前に母親は精神病院に入れられたそうである。
また先の震災で景山さんの実家は倒壊、そしてつい最近景山さんの父親も死んでしまい、
景山さんの母親の行方を知るものは誰もいないという。


スタッフの推測:
 景山さんの母親が例の
 「幽霊の出るという怖い話」 に出てくる娘ではないか。あの怖い話は真実なのではないか。
そして最後に、景山さんは動画で友人に例の怖い話を、母親から聞いたと語っている。彼が物心ついたときには母親は精神病院に入っていたため、彼が母親から話を聞く機会は無かったはずである。
つまり、母親が何らかの形で景山さんの元に現れこの話を伝えたのではないか。それを受け、この話に宿る呪いを景山さんが人に伝え広めようとしたのではないか。

 
映像は、景山さんが草間さん奥本さんに怖い話をしている居酒屋の映像。景山さんの背後に突如和服姿の女性が現れ、不気味に微笑んでいるというもの。また、和服姿の女性の顔には子供の顔が2つ張り付いている。

この心霊映像、かなり不気味で怖くしかも禍々しさも感じられる良映像。今回の特集。まさかただの怖い話からここまでエピソードが膨らむとは思いませんでした。

最後の映像もかなり怖いし、なにより、中編の安部さんとの対談、後編の影山さんとの対談は緊迫したものがあり、ついつい引き込まれてみてしまいました。

エピソードに関してはトップクラスの特集だと思います。映画にしてもいいくらいの出来ですね。

怪談
東北地方のとある山村でおこった話。

戦前その村では極度の食糧難から 障害を持つ一人の女性を殺害し、皆で分け合い食べた。
それ以来、時々、村で奇形児が生まれるようになった。
村の者達は、女性の崇りと考え奇形児が生まれる度、ことごとく殺してきた。

その村に住む、とある娘は十代のうちに三回子供を生んだ。
しかも、その子供が皆、奇形児であったという。
娘の生んだ三人の奇形児もことごとく殺された。
我が子を殺された娘は悲しみのあまり、気が狂い死んでしまった。

それ以来、三人の奇形児の霊が亡き母を探し、彷徨っている。

この話を聞くと、奇形児の霊達が話を聞いた者の前に現れるという…

 
一応、聞くと幽霊が現れるという怪談の内容も掲載しておきます。

スタッフの配慮でオリジナルから 一部はしょって掲載しているものらしく、これ自体に呪いとか霊が現れるということはないそうです。

それにしても、またも山村の因習、そしてカニバリズム系の話。取ってつけた感があるため、あまり怖くない。
 
 
 
 

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