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 呪いのビデオ 78

タイトル アイコン 内容 詳細および感想 評価
☆踏切



 
 幽霊が出ると噂される踏切を動画サイトに投稿するため撮影された映像。この踏切では人身事故が多発していることからそんな噂が立ったという。踏切を再度、映すとそこに先ほどはいなかった男性の姿がある。しかし、もう一人の投稿者には見えていない様子だ。そして、吸い込まれるように踏切に向かって歩いていく、次の瞬間、目の前に突然、電車が通り過ぎる…

 何も撮ることができず、帰路に就く投稿者達。踏切内で手を振る謎の男性が現れる。すると、投稿者の一人がその男に近づこうとする。嫌な予感がした撮影者が止めに入った時、さっきまで遮断機が上がっていたはずの踏切の遮断機が下りており、いきなり目の前に電車が現れ通過するという映像。

 のっけからフルスロットルな衝撃映像。
 体験談とかで「幽霊に誘われてあわや引き込まれるところだった!」なんて話はよくあるが、それを映像に収めているという点が評価できる。謎の男が手を振っている様子も大変不気味で、且つ、電車が突然目の前に現れるシーンは圧巻です。
 近年まれにみる良映像だが、投稿者達は動画配信者なのに、そちらで使わず、呪いのビデオに投稿するのはご愛敬といったところか。
獅子舞
 投稿者の男性が、関西地方の祖父母の家に遊びに行った際、祭りの日に行われていた獅子舞の様子を撮影した映像。激しく動く獅子舞を映している最中、一瞬、胴体の布の中にもう一人の人間の下半身と思しきものが映り込んでいる。さらに、右側の建物の入り口の縁に異常な大きさの男性の顔と思しきものが反射して映っている…

 獅子舞の中の人が突然一人増えるというもの。また、ガラス戸に反射して大きな顔が映っている。

 ガラス戸の顔はちょっとわかりにくい。顔と言われるとそんな感じに見えるがReplayでないとまずわからない。
休日
 投稿者の男性が農家を営んでいる親戚の家の敷地内で撮影したという映像。投稿者は二人の娘たちがミニバイクに乗る様子を映していたと言う。映像の後半、白い服の長女が、ビニールハウスの前を通り過ぎた時、その中に3人の首をつった人影と思しきものが映り込んでいる。調べによるとこの敷地は、前の持ち主の家族が借金を苦に無理心中した物件だという…

 ビニールハウスに首つり死体のような人影が映っているというもの。その土地では昔、一家無理心中があったというエピソードがあり。

 首つりっぽい人影は2回映るもののどれも一瞬映るのみのため気づきにくい。撮影が昼間のためか恐怖性は低い。
続・ずっと一緒
前編

 大学のイベントサークルよって行われた、肝試しを撮影した映像内の沙那恵さんという女性に不可解な現象が起きた。浮き上がる黒い痣。そして、沙那恵さんの後ろから現れる人影。その要因と思われた呪いの神木を探しに行くも、映り込んだ人影との関連にたどり着くことはできなかった。この現象が起きた後、沙那恵さんは突然の発作に悩まされる。その原因は、彼氏の浮気だった…

 前回から行方が途絶えている沙那恵さんを追って調査するスタッフ。沙那恵さんの兄と名乗る男
(蓮見滋直氏)がその薬局に勤務していることが分かる。また、めぐみさんから沙那恵さんの居場所が分かったという連絡が入る。沙那恵さんは現在、滋直氏とともに謎の一家の元で同居生活を送っているようである。

 スタッフは沙那恵さんに突撃取材を試みるも断られてしまう。そこで、今度は滋直氏に直接取材を試みることに。そこでは、今の家族は全く血縁関係がないこと、この生活を望んだのは沙那恵さん自身であることなどが語られる。
 滋直氏の素性を調べたスタッフは、滋直氏の実の母親から話を聞き、滋直氏に妹がおり、妹には顔に痣があったことが分かる。さらに妹の映っているビデオテープも譲り受ける。

 妹は、落下事故で亡くなっており、遺骨は滋直氏が持っているという。

 その後、長いスタッフ会議が開かれる。

後編へ続く。

☆ゆれる

  



 突然、揺れだしたブランコ。その様子を撮影した美咲さんにだけ不可解なものが見えてしまったという。さらに投稿してから2週間後、彼女は事故で亡くなってしまう。不自然に揺れる1台のブランコ。2台で撮影された映像のうち1台のカメラだけに子供の姿が映り込む。ブランコを止める美咲さん。その次の瞬間、ブランコに座る男の子の姿が映り込んでいる…

 揺れるブランコを2回止める。2回目に止めた際に、携帯動画で撮影した映像のみ、子供の姿が現れるというもの。このブランコを止めた投稿者には子供の姿が見えており、その後、事故で亡くなったという…

 撮影時間が日が暮れており、夜の公園の不気味さもあって、結構怖い映像。エピソードと雰囲気も相まって怖い仕上がりになっており、なかなかの良映像である。

◎中古車


 投稿者の男性が、家の庭先に停めてある乗用車を監視カメラで撮影した映像。いつも夜中の1時過ぎ。誰もいないはずの車からクラクションがけたたましく鳴るのだという。深夜の1時5分を指した瞬間、運転席に男性と思しきものがハンドルにもたれかかるように座っている。その男性の顎の部分がハンドルのクラクションに乗っかっているのである…

 夜中の1時5分になると運転席に男の顔のようなものが映り、クラクションが鳴るという映像。この車は一月前に購入した中古車であったという。

 夜中の1時にクラクションを鳴らすとは、実にはた迷惑な霊といえる。
◎排水溝      

      

          

 カリカリと風呂場に響く音。その音の出所を探す投稿者。その音が排水溝から聞こえていると気づき、携帯電話のレンズを排水溝に向ける。ライトを当て排水溝の中を照らしていると、詰まった髪の毛中から女性と思わしき手が、こちらに向かって這い上がってくる。その髪が排水溝に向かって伸びているようにも見えるのだが、次の瞬間には消えている…

 排水溝の奥に塊となった毛玉の中で人の指が蠢いているという映像。また、排水溝からカメラを離した際に女性の頭のようなものが浴槽の横に映るというもの。ちなみにこの映像は投稿者が女子高生時代に家出した際、ネットで呼びかけて泊めてくれた人の家で撮影したというエピソードも有。

 非常に不気味な映像。髪の毛とセットで現れる心霊映像はそれだけで不気味と言える。また、エピソード的にこの家の排水溝に一体何が眠っているのかと想像を浮かべられるのも趣深いといえる映像。
続・ずっと一緒
後編

 滋直さんは帰宅後、急に倒れ、現在、集中治療室で入院中であるという。倒れた滋直さんのそばには、空になった骨壷があったという。あたりの状況から、滋直さんは遺骨を口にしていたということがわかった。そして、京子さんの遺骨をすべて自分に取り込むその行動が、京子さんの意思によるものなのか…?
 滋直さんは、現在、意識不明で入院している…

 滋直氏が突然、演出補の寒川宅にやってきたところからスタートする後編。突然の滋直氏の来訪に寒川は応じなかったようだが、スタッフは、その時の滋直氏の様子からただならぬ雰囲気を感じ、再度、投稿者のめぐみさんにコンタクトをとる。

 めぐみさんの話では、沙那恵さんの実の親に連絡し、沙那恵さんを親御さんが引き取ったらしい。また、沙那恵さんは洗脳されていたのではないかという。沙那恵さんが服用していた薬は人の骨粉だったというのだ。スタッフは、滋直氏が、沙那恵さんに妹の骨を食べさせることで同化させようとしていたのではないかと推察する。

 その後、
沙那恵さん及び滋直氏と一緒に住んでいた所夫妻に取材をする。
 所夫妻の話では、滋直氏はあれから家に帰っていないという。
 所夫妻は息子を亡くしており、滋直氏を実の息子の様に思っていたという。

 その後も滋直氏は何度か寒川宅に訪れているようで、スタッフは
非常に長い協議の後、寒川宅に滋直氏が訪れるのを張り込むことにした。寒川宅に訪れた滋直氏と接触したところ、沙那恵さんに、ずっと一緒に居られなくなったことについて謝辞を伝えてほしいという申し出があった。また、その告白の中で骨粉を沙那恵さんが自ら飲んでくれたこと、妹の代わりになると自ら申し出てくれたたことが分かる。

 寒川に用件を伝えた後、滋直氏は所夫妻の元に戻ったのだが、まもなく突然倒れ意識不明のまま入院したという。所夫妻の話では滋直氏の手紙が残されていたという。手紙は何かに必死に謝罪をする内容であったという。また、滋直氏のそばには空になった骨壺が残されていた…

 心霊映像はなし。強いて言えば寒川宅に訪れた滋直氏の顔に一瞬だけ痣ができていたぐらいか。

 最後に滋直氏の妹が映るビデオテープが流されるのだが、そのビデオの内容も相まってかなり悲しい気分になる。なお、感想としては一点のみ、スタッフの会議部分が長すぎ。

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